詩「オトーローモ」
「オトーローモ」
「この森は 貴方の心の世界
希望の種を沢山「たくさん」植えて 育てれば
必ず 美しい森になるはずだから」
という励ましの言葉をかけても
まだ 心が 沈んでいる
引き篭もりの貴方に ベストな料理を 提供します
ある ジーンバンク「哺乳類製造会社」から
人工マンモスの細胞と松坂牛の細胞をかけあわせて
麒麟「きりん」を製造するように 業者にオーダー
大切に 育てられた麒麟は ステーキ用に
解体して 貰います
シェフは わたくし モネが 担当します
ミクロ単位まで 細かく 粉末化した物に
同じく 梅紫蘇「うめしそ」を ミクロ単位まで
粉砕した物を適量加えて サハラ砂漠の地下２万マイル
に眠る 汚「けが」れ無き天然水を 少量加えて
創る蕎麦「そば」を 薬膳「やくぜん」入りの
蕎麦露「そばつゆ」を 大量にかけた物を
餌にしているため 食物繊維が 微量ながら
麒麟の肉の中に含まれている為
ベジタリアンの人でも 安心して食べられる
訳なんですね
ですから ポテトや パセリや 人参のグラッセなんかを
加えなくても 充分ヘルシーに お召し上がりに
なれる訳です
最近 グランキャニオン株式会社が 開発した
家電粒子レンジで 焼けば 見栄えのいい
ラフテリアの完成です
完
