詩「意地汚いしゅう学旅行」
「意地汚いしゅう学旅行」
僕は 神奈川県立△△△高等学校 定時制を
千九百九十八年 参月に 卒業した
校歌
作詞 大木
作曲 鯨井
高校一年生～高校二年生の遠足にディズニーランド
に行く
高校三年生の遠足に鴨川シーパラダイス
に行く
高校四年生のしゅう学旅行で沖縄
に行く
成田空港で飛行機に初めて
乗り遊園地以外で無重力を味わった
壱拾壱月の沖縄
砂漠なみに蒸し暑い
沖縄に着いて 苦瓜のお茶が皆に配られた
全生徒の五拾五人は ゴーヤＴを断った
五拾六分の一の僕だけで全員分のゴーヤＴを飲み干した
パイナップル工場見学
うるさい蝿「「はえ」ミグ」が参匹
編隊をくんで飛んでいた
沖縄の鯉はでかかった
沖縄の紫芋は南瓜の煮物より３倍甘かった
マロンケーキの１点５倍自然らしい甘味が
感じられた
夕飯はステーキが出た
当時は 生涯初めてで食べる
ビーフステーキだったから
いかにも 私は 馬鹿です「すごく喜んだ」
ってな感じで 大はしゃぎした
全生徒の五拾五人は
「沖縄来てまで こんな安っぽい肉を
食いたくない」
「ステーキなんて食べ飽きてる」
という理由で 夕飯を放棄した
僕は 周りの人の視線を無視して全員分のステーキ肉を
平らげた「実は食べる振りして ビーフステーキの脂身を
こっそり ビニール袋に 詰めて鞄の中に納めた
ステーキの肉もスーパーの袋に全員分詰めて
鞄の中に納めた
２日 自由行動
ヤシガニ「海蠍」のスープ飲んだ
あむろなみえにあった
「正確には アムロなみえの母親にあう」
あむろなみえが 通っていた
小学校 中学校 高等学校 見学
お昼に 沖縄のラーメン屋で 知らない魚が沢山
入っている
当時六百円した シーフードラーメンと骨付き肉
当時百円しかも 特大サイズを食べてホテルに帰る
その夜 本当なら その日壱日は ホテルで
のんびりしたかったのに 団体行動のためいろんな
恨み妬みが貯まり帰りの飛行機代ごと
残った全財産ゲームセンターで 全部
スッた
次の日チェックイン時間を大幅に遅らしての
ライデンハリケーンが 僕の頭上に爆撃された
「昨日 僕は ホテルでゆっくりしたかったのに
無理やり連れ回したりすれば
ＧＳ「ゲームセンター」三昧したくなるのは
当然だ
置き去りにされてもいいから
とっとと帰れ」
と主張した
しかし その主張 虚しく
自動的に借金して 神奈川県内に連行された
その借金は けっきょく今もなお
踏み倒した状態で 払ってない
踏み倒した金額 ざっと五萬弱
に移った
「今払う事が 出来なくても
俺が定時制の職員であるうちに
必ず 払いに来いよ」
◇◇◇高校に移った
と言う事は もう払わなくて良いのだ
この 大局 私の勝ちだ
完
